今年も残すところあとひと月ですね。
あいかわらず仕事で毎日忙しくしています。
そんな中、今週初めに毎年恒例の健康診断を受けました。
今年もメタボではありませんでした。この際はっきりと記しておきます。
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健康診断を受けたのは市内にある病院です。
そこでは看護師もレントゲン技師も事務の人もみんな会えばニコニコして
かんじが良いです。医者は・・・まあまあです。
その中でただ一人、今年初めて見かける女性の看護師とちょっと目があったとき
他の人とは違うなにか特別な感じを受けました。
やはりニコニコしているのですが、まなざしがとても優しいのです。
そのときはちょっとした居心地の悪さを感じつつ この人はきっととても優しい人
なんだろうなあと考えていました。
その後、視力の検査やら採血やらをして、心電図をとるということで入った部屋に
その女性がいました。そして 「私が誰だかわかりますか」 といきなり聞かれました。
僕がわかりませんと答えると、彼女は 「昔隣に住んでいた I です」 と言いました。
I さんか、と僕は思いました。僕が高校生くらいのころに実家の隣に住んでいた
人です。高校生の頃の僕はそれこそ世界は自分中心に回っているというくらい
自己中心的、さらに外の世界にばかり気が向いていて近所のことなんて少しも考えて
いませんでしたので、 正直なところ I さんについての記憶はほとんどありません。
I さんは、カルテに書かれた僕の会社名と名前で思い出したそうです。そして
僕の顔を見つけて懐かしく思ってくれていたのですね。
僕よりひとまわりくらい年上の I さんは、機械にデータを打ちながら僕に向かって
立派になったわね、いくつになったんだっけ? と聞きました。
僕が 44歳ですよ、 とこたえると うわー! と言いました。
学生だったのにね、と言われたので笑ってしまいましたが
来年は四捨五入で50になりますよ、といったら やめて! と笑っていました。
僕は話しをしながら さっきの優しいまなざしはこういうことだったのか と考えて
いました。
そして 無意識のうちの表情で人になにか特別なものが伝わるものなのだな、と
あらためて思いました。
・・・と そんな健康診断でした。
念のためもう一度書きますが、メタボではありませんでした。
***
という話とはまったく関係ないのですが
今朝、早く出社したところ会社の敷地内に置いてあった資材を盗んでいる最中の
こそ泥 を偶然見つけてしまいました。
捕まえてコンコンと説教した後逃がしてやりました。 ←ホントのはなしです
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